2012/03/24

Les Yeux du Chat Project



先週、ライブ月間が一段落して一気に気が緩んだためか、流行のかぜにやられ〜た、とチャゲアスの様な事になってしまいました。それも本当に流行の風邪の王様、インフルエンザB型でございました。それにかかってしまい、一週間はがっつりと病人でして、なんだか一気に音楽を作るモードからかけ離れておりました。そうなると人は弱い所がここぞとばかりに出てくるもので、私の場合弱い(と言えるのかどうかわかりませんが)モードになると、何故か俄然、音楽以外の勉強を猛烈に始めたくなる、と言う症状が出て来ます。

これは心理的に、音楽へ没頭する事への恐れからくる逃避行動だと重々分かっております。これが出て来ると、しばらく私の身の周りにあらゆる種類の本がうずたかく積もる事になります。恐怖心というのはブレーキがききませんねぇ・・なんてね、元々代々勉強好きな一家なので、これはまあ血から来るもの程度にしておきましょう。

そして、ただ今ある講義に応募する為に質問シートに色々書き込んでいるのですが、この質疑応答が、まことにくだらない!質問ばかりで、こんな事してるまに、映画の一本でも美術館の一館でも行った方が絶対に実になるのにな、と思いながらしぶしぶと色々書き込んでおります。どんなにくだらなくても、それが無ければ参加も出来ないのであれば仕方ない。でも、ほんとくだらないのよ。・・応募者の態度としてまことにけしからんですね。

そして、この応募話はただのおまけです。まあハクを付けようっていうだけの話です。

今回は今年やろうとしているプロジェクトについて、草案ですがひとことだけ、記しておきます。

先日、BD界の巨匠、メビウスさんが逝去されました。去年あたりから、是非メビウスの"Les Yeux du Chat"という作品に音楽をつけ、更になんらかのヴィジュアルと共に一夜を彩りたいと考えていた矢先でした。私にも下心と言うものがあります。是非、その一夜を形にして、世界のメビウスにその結果を送りたいと考えていたのです。無謀でしょうか?でも、私はなんとなく願う事を真剣にやりたいと考えているだけです。ですが、もうそれは絶対に叶わない事になってしましました。ですので、今年これを開催する事は、ただメビウスの作品に捧げたいと言う気持ちから、のみです。

上記の写真の様に、体全体でメビウスが体感出来るような場を探しています。ひとつ目をつけている場があるのですが、音的な事を考えるととても難しそうですので、思案中です。

メビウスの作品に音楽はいらないと言う方もいらっしゃると思いますが、私は何か強いものを感じたのなら、それを音楽にしたくてたまらないのです。メビウスは「アルザック」を描いている時に、完璧に「音楽」が頭に流れていたそうです。そして今度は読者がそれぞれの「音楽」を感じてゆけばいい、と。

メビウスは私の見たいものをそのまま再現してくれた様な人物です。それに音楽をつけると言う事は、今の所それ以外考えられない様な素晴らしい挑戦です。

是非、楽しみにしていて下さい。そして、今回も沢山の人の協力が必要になる事と思いますので、どうぞ、私がか細い声で助けを求めたときは、両手を広げて受け入れて下さいませ。

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