2012/05/25

recent minguss




最近、マヨ嬢(おなじみ、元デイジーの松田マヨ嬢。Mingussのブレーン?)と恒例の長電話をしつつ、「何故、野外イベントがそんなに好きではないか」の討論になりました。そう、私はそこまで好んで野外イベント、レイブと言うやつですね、それには行かないのです。もちろん、素晴らしいアーティストが目当てであれば、体育館だろうが砂漠だろうがどこまででも行きますよ。

つまり、野外だから盛り上がる、と言う事が私にはないのです。むしろ、大自然の中であればあるほど、その景色に心奪われ、美しく移ろい行く空の下どこまでも音が散って行く様に気を引かれ、まあつまり集中出来ないんですね。夕焼けも朝焼けも、美しい。それ以上にはなりえないくらいに、美しいです。音にも満ちあふれています。

なので、私は完全に、真っ暗で密室なクラブ、それも出来るだけ質素な照明で音楽を聞きたい派です。暗闇が最高。想像をし、させる事が重要!・・・悲しき都会人ですね。

とはいえ、本気の大自然の中の音楽祭はそうはないんでしょうなあ。だって、トイレとか困りますよね。電気もないだろうし。

もし、アメリカの国立公園の様な本気の大自然の中での音楽と言う事が可能なのであれば、私は壮大な夢を見ます。

長い時間をかけた空の動き、大地の動き、空気の動きなどに敏感に反応しつつも、それにとけ込む様な音楽があるなら。それも、同時に夢を見させるような世界が築けるなら、それはもう、素晴らしい事になるだろうなあ!

多分、ジェームズ・タレルはそれを夢想して、実現させているんだと思います。
・・それはそうと、ローデン・クレーターは一体何年公開になるんでしょうか?!

と、そんなこんなでミンガスは次の段階に向けての夢想に浸り始めています。次回作りたいものは既にはっきりとして来ていますが、もう少しの熟成が必要かもしれません。マニュエルにも、また会いに行きたい!!とっておきの音楽と共に。

2012/05/05

minguss live schedule



  戦のなか 先陣を切る者 我のほかになし
  顔を黒く塗らんがため いざ 戦わん
  ひるむことなく 我 生きん
                                                         —ラコタ族

Mingussの現在予定しているライブを御知らせします。詳細は追々御伝えします。

2012年7月16日(月・祝)"Atrip vol.14" @青山蜂
2012年8月3日(金)代官山 Air
2012年9月1日(土)おおばむらキャンプ場

2012/05/02

aware



最近はネイティブ・アメリカンの哲学、文化、著書に突然夢中になり、レイム・ディアーを皮切りにどんどん読み進んでいます。(と言っても、勘違いするなかれ!総じて心のすきまを埋める為のヒーリングやスピリチュアルには興味はありません。)

ネイティブ・アメリカンのスピリットやヴィジョンと言う考え方に惹かれるのですが、それは私が音楽に対して最も大切に思うエッセンスそのものであるからなのでしょう。

私は音楽の中に自然(これは、慣らされた自然ではなく、本当の自然の事)を見つけているんだと思います。それは、まさに「そのもの」であって、わざと良く見せたりするものではない自然です。ニュージーランドの大雪原にセスナで降り立った時の、あの畏れと高揚と静けさ!あれが、私にとってはかろうじて接した、初めての自然だったと思います。それは作ったりするものではなく、じっと耐え忍んで、変化をただ発見して見守り、耳をすます事でしか触れられないものです。


まさにテクノ・フィーリングだと思いませんか!


あらゆる音楽を聞いた時、「作られたもの」と、「元々あるものを表したもの」と大別されて私には感じられます。どちらが良い悪いとは私には決められませんが、本当に人に力を与えるのは後者だと信じています。そんな気がするだけです。