2012/06/12

Wayang Kulit



いま最も行きたい場所のひとつに、インドネシアのバリ島があります。「神々の住む島」と言われるバリ島。複雑で豊かな「ガムラン」や「ジェゴグ」をなんとしても目の前で聴いてみたい!寺院や、バリ・ヒンドゥーの信仰の元に生活する人々、ヤシの油でボゥっと照らし出される、うつくしいワヤン・クリッ。そして想像を絶するであろう寺院祭礼「オダラン」。こういったものに、今非常に魅力を感じています。

ガムランを聴きたい理由は、音楽的な魅力はもちろん、何よりもそれが神様の為の音楽であるからです。彼ら、本当につまらなそうに演奏しているでしょ。あんなに壮絶な音楽を。その心境たるや非常に興味をそそられます。日本でもそう言った音楽があるじゃないかとは、言うなかれ。そこは好奇心、行った事の無い所に行きたいのです。

自分のオリジナリティをどうにか音楽に表すと言うのは、私には好ましくない。個を主張する音楽ではなく、何か、絶対に抗えないものの為に奏でる音楽や音に、いつの間にか惹かれる様になってきています。不思議ですね。5年前くらいは、どうにか自分だけのものを確立しようと努力していたのだけど、今はそんな事は全く求めていないし、真逆のルートが正しいと思い始めています。