2012/12/27

where do we come from

 

間もなく2012年が終わろうとしていますが、これが2212年だとしても恐らくそうは変わらない挨拶を人々は口にしながら、果てしなく年を重ねていくのだろうなあ、なんて思っています。皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年は思いもよらず(思いもよらぬ場で)ライブを重ねる事が出来て、その為に次に続くアイディアも出てきましたし、ミンガスとしては今までにない快挙の1年だったと思います。来年は制作中心の年になると思いますが、これからもマイペースな活動にお付き合い頂けたらこれ以上嬉しい事は無いです。

年の暮れの夕暮れの中Derrick MayのKaotic Harmoneyを聞きながら、思う事。

私はデリックの音楽でこの曲が1番すきなのですが、、というよりこの曲に如実に彼のビジョンが表れていると私は思うのですが、、この音楽が流れてくるとどうしようもない郷愁の念の渦に魂の全てが包み込まれてしまうような感覚を覚えます。

変な言い方ですが、(私には1番正しく言いえている言い方だけれど)、魂というのか生命の源のエネルギーと言うものは、ここから生まれてやってくるんだなあ、と思える音楽です。

だから、「故郷を思う」と言う意味を超えた「郷愁」をどうしようもなく感じてしまうんだと思います。

どのような種類の音楽も在りえますが、私はむしろ音楽の可能性よりこの郷愁を生涯追い求めたい。幻想を抱いて生きることは私の望むところではなく、現実のすぐ向こう側にある夢、現実と平行して存在しつづける夢をみながら、それを表していく事こそ、私の意志の望むところです。

それでは、皆様どうぞ良いお年を!

2012/12/07

thousand minarets



さて、もう12月ですね。少し間があいてしまいましたが、まずはご報告として。エジプト〜ベルリン旅行は今回は中止となりました・・・!こんなにも色々調べて盛り上がっていた所ですが、無しです。諸々の事にはタイミングと言うものがありまして、今回はアラーに呼ばれなかったと言う事ですね。。

残念は残念ですが、次回行く時は更に知識を深めて行けますし、色々の計画の準備がもっと本格的に出来ると思えば、今回の事は更にエジプトへの想いを募らせる為のステップなのだと諦めもつきます。また、今回初めて中東へ行くぞと言う事になり、今まで無視して来ていた中東を軸にした歴史に目が開いた事も、大変有意義だと思っています。(歴史的、宗教的な側面を、音楽としてだけではなく何か・・別の方向でいずれ表してみたいと計画しています)

マニュエルと会えなくなる事も非常に残念です。しかしこれすらも、次回行く時はきちんと音源を持って行けるし、それくらい整っていないと会いに行ってはイケナイ!と思う事にして自分自身を励ましております。

千のミナレットの街と言われるカイロ。それぞれのミナレット(のスピーカー)から同時にアザーンが鳴り響き、町の喧噪と一体となった音の塊は、一体どんな感じがするのでしょうか。しばしのお別れです。インシャッラー!(神の思し召すままに)