timeless



娘を出産してからもう3ヶ月の時間が過ぎ去りました。私にとってはまるで時が止まったかのように長い時間でした。始めはとにかく落ち着かなく、頭によぎる沢山の考えたい事をひとつひとつ噛み締める余裕がないため、何百人前のそばを配達中に渋谷の交差点で全てぶちまけ慌てまくっているおそば屋さんのような頭の中身(?)でした。

今と言う時だけを見る事、そんな事が出来るようになるのでしょうか?!今ほど、このネイティブ・アメリカンの言葉が響く時はありませんでした↓

そこに辿り着こうと焦ってはいけない。「そこ」などどこにもないのだから。本当にあるのは「ここ」だけ。今という時に留まれ。体験を慈しめ。一瞬一瞬の不思議に集中せよ。それは美しい風景の中を旅するようなもの。日没ばかり求めていては夜明けを見逃す。」【ブラックウルフ・ジョーンズの言葉

さて、そんな私でも最近はようやくそばを回収する事に成功し、また1人前から作り直す事に専念できるような頭の中身(?)になってきた感じがします。

娘に対する感情、これは当たり前ですが今までに味わった事のないものです。なんだか、娘と言うより年の離れた昔からの大親友の様な・・そんな感じもします。

MINGUSSとしては今、ある素晴らしいアルバムの中の一曲のリミックスをゆっくり仕上げている最中です。また、次回の自身の作品へ向けて下書きを描いていっています。私自身がとても楽しみで、今考えている事をはたして形に出来るのかどうか、ワクワクしています!もう一歩二歩、思考を深めて行かなければ。

話変わって、画像は地蔵ゆかりさんと言う写真家の作品です。Facebookでその作品をみて、絵画の様な作品にすぐに深くひき付けられてしまいました。絵画の様で幻想的だけども、シリアスな現実そのものである、またはその逆である作品、そのようなものにとにかく惹かれます。地蔵さん、大注目の写真家の方。いつかお会い出来たら良いなぁ、なんて思っております。

beginning



2013年7月8日午前9時に、無事娘を出産しました。予定より3週間近く早い出産に家族共々びっくり。医学的にギリギリ正規出産の範囲です。こればっかりは本人の都合ですからね!この日を選んで力強く元気に産まれて来てくれて、本当に良かった。

産まれた瞬間、顔を初めて見ての感想は・・・なーんだ、お前だったの!と言う感じです。我が子を見た瞬間号泣するかなあと思っていましたが、意外となんだかそう言うモードではなかったです。

出産の苦しみについての噂は数あれど、経験してみれば本当にあんなにも身体的に辛い事は想像出来なかった・・・。とはいえ、私は安産中の安産。それに、助産師の方々が本当に優しく懸命に出産にあたって下さって、本当に恵まれた環境でした。これが原始時代だったらと思うと・・ぞっ。

そして辛い出産の次に待っていたのは別の次元でのハードな日々。そうかあ、そうだよな。産んでおしまい、ではなくここからがスタートですものね。

入院中は運良く窓際のベッドでした。スカイビューで最高!夏の夕空の美しさが、深く印象に残っています。心が静かになっていく感じでした。不思議と、ああ全てのものは「同じ」なんだなあ・・と言う理解(?)が心に湧いて来ました。それがどういう意味なのか、深くは追求していませんが、、まあその感慨に耽るのも母子同室になる前まででしたが。

自分の時間が無くなると言われる育児ですが、全て含めて自分の大切な時間なのだと思います。

良く「音楽はどうするの?!」と聞かれますが、今までと変わりません。創りたい時に創りたいように創る、と言う我が侭ペースでやって行きます・・!もとい、悲しいかな、今まで誰にも強制されたりせかされたりした事が無いしなあ。

はっきり言ってしまえば、音楽を形にする事より、音楽が心に溢れている事が大切だと思っています。心に音楽が無い様な状態でも、いくらでも作る事は出来てしまいますから・・もはや「音楽」とは、森羅万象に対する感性の事かもしれません。

何かをする時間を追うより、今この時の感性を閉じてしまわないように、娘と家族と共に新たな生活を始めて行こうと思います。

・・とは言えただの我が侭娘だった私にとっては本当にハード!先輩ママパパ達、どうぞご指導よろしくお願い致します。。

それではこれからも、MINGUSSをろしくお願いします。

cosmos





動画はMiyoko Shidaさんによる"sanddornbalance"と言うパフォーマンス。羽根一本のバランス、秩序、調和、そしてそれが崩れる事、、色々な意味や思いを観ている人に呼び起こす、なんともシンプルで味わい深い表現・・・!ひとめ見て、その「全体的」な表現の虜になりました。

同時に、こういう感じのものを作りたいんだよなあ、と思います。それが「モノ」として作りたいものなかどうかは分からないのですが・・。

ジョージア・オキーフが砂漠に落ちている動物の「骨」をモチーフに描いた作品や、Ashes and Snowの作品にも感じるような、自然に在るものや遺っているもの、そのものの力を借りて、新たな世界観を伴って生み出されたような作品。そういうのを作りたいな、と長らく思っております。

下の写真は、このパフォーマンスを観て思い出したテオ・ヤンセンの作品。風の力で動くという不思議な生物(、と言っていた気がします)を作ったアーティスト。確かに、朽ち果てなければ何千年でも何万年でも、風の吹く限り動き回っている最強の生物ですね。動いていれば生物と言う事なのかしらん?

Question : Are you Free?



エジプト行き(結局断念しましたが)を決意してから唐突に興味を惹かれてしまった、エジプトにおいてのキリスト教である「コプト教」については以前ブログにも書いたと思いますが、それ以来「僧院」や「祈り」、また「宗教建築」に引き続き興味を持って、宗教を問わずことあるごとに調べたり見たりしています。(もちろん本で。ちなみに『モノフィジットの僧院世界』と言うTOTO出版の本が素晴らしい!!古本で1万以上するけれど思い切って手に入れようか・・)

私自身は無宗教でして、逆にその気軽さからこんな風に色々調べる事が出来るのだと思いますし、そもそも真に敬虔な信仰心と言うものは、自然に対して感じるような感情なのかなと思うので、それはある意味芸術と同じだと思います。

さてそんな流れのなか、最近はチベットの仏教音楽になんとなしに惹かれており、それに関した音源や本をつまみ聞き&読みしています。・・と思った矢先に、チベット・フェスティバルなるものが今日を皮切りに護国寺にて6日まで開催と言うではありませんか!ラッキー!早速下見に行って参りました。

会場は護国寺と言うお寺で、本日は生憎の雨。私のお目当てはチベット高僧による無料の講演で、それは雨のためにテントの下で行われました。人は少なかったですが、その分本当にチベットに興味があるのであろうと思われる人々が集まり、真剣に聞き入っていました。(1人、あれ?なんでお坊さんがお客さんの中に居るのかな?と思う人がいましたが、その人はただそう言う服を着ていただけでした。顔つきも日本人とそう変わらないし、紛らわしいよ!)

がしかし講演自体は、高僧の方の講演と言うよりはインタビュアーの方による質問形式だったため、そうディープでは無いなと思ったのは私だけではないはず。お客さんの質問コーナーでは、結構マニアックな質問をされている方もいましたが、私は何せにわかなので、「あなたにとって祈りとは何か」など聞きたいな、と純粋に思いました。もしあの高僧の方とばったりどこかで会ったら聞こう・・

それはともかく、私にとっては彼らの眼差しや僧衣や、砂絵を描いているときにかすかに鳴る金属のあたる音、そしてお香の香り、仏教タペストリー?の物凄く深いブルーのシルクの色など、感覚として美しいと感じる所がいくつもあり、とても良かったです。

「真実」は僧院の中には無い、と言う言葉が少し実感できました。

チャムと言う仮面舞踏は最終日までに観に行かないと。

sons of the sky



先週、親しい友人と家族に囲まれ、無事に挙式を終えて来ました。挙式前日は「のび太の結婚前夜」の様にしみじみとじーんと過ごすものかと思ったら大間違いで、寝不足でドタバタのまま当日を迎えました。周りの話しを聞くに、ボロボロの状態で臨む方が多い様ですね。

生瀬勝久似の神父さんは、当日何故か口にばい菌が入って上唇が腫れてしまったようで、なんとなくこもった声で、でもそれを補うかのような真剣な眼差しで、力強く祝福をして下さいました。私は、笑いをこらえるのに必死になるかと思いきや、なにぶん感動屋なので、真剣にその言葉を聞き、神父生瀬の頭上にキリストをイメージして厳粛にしていました。

・・・。

何はともあれ、人生で何度も無い大切な場で、友人達の笑顔に迎えられるという事は、本当に幸せな事です。この場を借りて、会えなかった友人達や、私の音楽を聞いて下さる方々にも、心から感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

さて、インディアンの結婚式とはどういうものなのかなと思い少し調べた所、この様な祝福の言葉がみつかりました。これが、祝福というものでしょうね。魂のこもった言葉がここに。


願わくば太陽があなた方に日々新たな力をもたらしますように

願わくば月が夜ごとあなた方を元通りに回復させますように

願わくば雨があなた方の悲しみを洗い流しますように 

そして優しい風があなた方に新たな力を与え 

あなた方の日々の生活を豊かにし

願わくばあなた方が世界を優しく歩いて渡り 

世界の美しさとあなた方の美しさを理解しますように

100,000 years



すっかり春らしくなって来ましたね。さらにすっかりご無沙汰していたここ1、2ヶ月の間、個人的にとても慌ただしくもあり、その実、日が暮れて行く様をずーっと最後まで眺めたり、野良猫の縄張り争いをはらはらしながら家政婦の様にのぞいたり、梅の木の幹にさわって「なるほど。意外と中がスカスカしている感触だな」などと感じる暇のある、ゆっくりとした日々を楽しんでおりました。なんとも貴族的ではあるまいか!今は、生命を楽しんでいます。

写真は、クリシュナムルティと言う思想家で、かなりの著書を残している人物。家にも書が何冊かあり、父に遥か昔から読む様に勧められていましたが、この人はちょっと避けておこうと第6感が囁き、随分と読む事を敬遠していました。というのも、自立出来ない精神の拠り所としてのめり込んでしまうような、マユツバ系のスピリチュアル・マインドが私は嫌いで、そういう部類の思想の人と思っていたからです。

ところが、読んでみるになんとも現実的と言うか、冷静と言うかユメが無いと言うか。この現実を突きつける感じは結構イケると、今何冊か読み進めています。彼の思想と言うよりは、彼の自然に対する感性がとっても詩的で、私はその部分に惹かれています。

さて、クリシュナムルティにハマりゆっくり過ごしつつも、次回の作品は大体こんな感じになるだろうと大体決まりました。題名すらも決まっておりますので、またゆっくり取り組んで行きます。どうぞ末永くお付き合い宜しくお願いします。

Kasar Remixed



2011年にベルリンにひと月ほど遊びに行った際に、縁があってArnold Kasarさんと言う音楽家の完成間際のアルバムの一曲にヴォーカルで参加する事になると言う、とても有り難い偶然がありました。

曲はSolo Sunnyと言う映画からインスパイアされたものだそうで、Arnold氏のスタジオで既に素晴らしいオケが出来ているのを聞かせてもらい、すぐにメロディを付けたデモを送り返した所気に入って頂き、その後東京とベルリンでファイルのやりとりを経た末に、2012年に同曲の収録されたアルバムが目出たくリリースとなりました。

このアルバムは"The Piano has been Smoking"と言う、とてもクールでスモーキーで、、私にとってはベルリンの冷たい空気を心地よく感じる素晴らしいアルバムです。是非聞いてみて下さい。

さて、今回新たにこのアルバムから"Solo Sunny"をAlex Barckに、"Put a Light on Me"をEva BeによってリミックスされたヴァイナルがSonar Kollektivよりリリースされました。

音はこちらで試聴出来ます。

更に、日本でも手に入るのかざっと探した所、Jetset Recordsさんで取扱いがあるのを発見しました。他にも入手出来るお店があるのかもしれません、少し探してみます。

是非手に入れて聴いてみて下さいね!

Night of the Vision

 photo MINGUSS.jpg
MINGUSS 3rd original album

"Night of the Vision"
♪♪



produced by
HIROSHI WATANABE a.k.a Kaito


"The music is as beautiful and elegant as the originator herself!"
—— Manuel Göttsching


OTHER COMMENT



1.Night of the Vision
2.Highway Mood
3.Ultramarine Sphere
4.Horizontale
5.shower room
6.ready to future
7.Mfuwe
8.cocotte

2011 IZIDOA disc

2100 jp yen(tax in)

video of MINGUSS



Minguss sings for fun with other Artist

ABOUT

   Minguss is Minguss.

MINGUSSは小西麻美(mami konishi)によるソロプロジェクト。1982年7月19日東京生まれ。幼少期よりクラシックピアノを学び音楽大学ピアノ科を卒業。在学中よりジャズをはじめクラシック以外の音楽に夢中になる。卒業間近にアメリカへ短期間のジャズプログラムを受けに行った後、2005年9月にミンガスを結成。2006年に1stアルバム『プリミンガス』をリリース。この頃からマイルス・デイビスの音楽に特に心酔し始め、音楽に対する感性が変わる。2008年に『スーパーソニックサウンド』をリリース。その後からデトロイト・テクノに引き寄せられクラブ・ミュージックに傾倒。世界中で活躍し、独特の繊細で美しい音楽を生み出し続けるHIROSHI WATANABE a.k.a. KAITO氏プロデュースで、3rdアルバム"night of the vision"を自身のレーベルIZIDOAより2011年10月12日に発表。このアルバムには、ジャーマン・ロックの巨匠マニュエル・ゲッチングからもコメントを寄せられる。2017年現在、サックス奏者の中村哲、新井一徳両氏を迎え次回作を制作中。

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